製造技術部 機械課 機械設計1

機械設計者(製造技術部、機械課)、40歳、2011年入社(経験者採用、前職19年)

―入社された経緯をお聞かせ下さい。

知人の紹介で竹本社長と話をさせてもらう機会があり、エフ・エー電子の経営方針についてじっくり説明をいただきました。将来の戦略が明確で、世の中に役に立つ会社として成長していこうという強い意志に魅力を感じました。

―入社してみていかがですか? 

元がベンチャーということもあり、業務にしても設計にしても標準化の作業は思った以上に大変でした。何もないところから自分で好きに決めていくだけなら比較的容易ですが、入社以前の経緯が分からないと決められないようなことも多々あります。過去と今とでは当然状況は違いますから、それをそのまま適用して良いのか見極める必要もあります。物事の裏にある理由まで深く考えること、関わる人とよく話し合うこと、この二つの大切さ、難しさを改めて感じています。 会社として標準化を進めていく上で、一定の品質を保つための仕組みづくりは当然大切ですが、誰にでもできてしまうようなことばかりでは、技術者にとっては物足りないはずです。何か自分にしかできない価値を生み出したいという気持ちは常にありますから。その辺りのバランスを上手く取りながら、効率的に業務を行える体制を整え、出来た余裕で新しいことを考える、そんな良いサイクルを作り上げていきたいと思います。 入社して良かったことはまだ分かりません。通勤時間が長くなったのは、最初の頃しんどかったですけど(笑)。 開発案件に関係する装置を、韓国まで見に行かせてもらったり、フットワーク軽く動けるところは良いところだと思います。今は営業を通しての設計ですので、今後、もし開発要素の多い案件がきたときには、お客さんと直接相談しながら仕様を決めるようなこともやっていきたいです。

伸線機

―社内の雰囲気は?

皆が一生懸命やっているのが分かるから、自分も一緒になって前向きに仕事ができます。人間関係も良いので、仕事はしやすいと思います。 今後人が増えてどうなるかはわかりませんが、今は人が少ないのもあって、自分の意見を言いやすいです。普通の会社であれば、部署で止まってしまうことが多いのですが、社長も部長も同じフロアにいますし、改善することには前向きです。何かを変えていく気になれば変えていける会社です。

―設計の仕事のやりがいは?

お客さんのやりたいことと自分の持つ技術とが組み合わさって、今までやったことのない、全く新しい製品を生み出すのは楽しいですし、それによって会社が儲かると嬉しいです。1台目は苦労して苦労して大変でも、良さが認められて量産されたりしたときに一番喜びを感じます。若い頃に難しかったのは、複数の選択肢を用意し、リスクを減らした中で選択するということです。初めてのことに失敗はつきものですが、だからこそ柔軟に対応できるよう、自分で準備しておくことが必要です。目標はできるだけミスの少ない設計をすること。それと自分が開発した製品で、会社の売上の柱となる製品を開発したいです。競合だらけで安く買いたたかれる市場の後追いではなく、我々の技術を活かした、他では真似できない製品開発で勝負したいです。

―後輩へのメッセージ

新しく来る人に求めるのは、やる気が全てです。もし付け加えるなら、自分の考えを持って仕事ができる人に来て欲しいです。中途半端な気持ちでは来て欲しくないです。 機械設計は現在5人いますが、全員中途採用組です。それぞれ今までいた業界が違うので、一人一人が得意分野を持っています。そうした多様な経験を上手く引き出して学ぶことができれば、より視野の広い設計として成長できるチャンスがあるのではないでしょうか。回りの人に素直に意見を求められ人は、伸びると思います。分からないことがあったら、おそれずにどんどん聞いて下さい。

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