製造技術部 電気システム課 電気設計

電気設計者(製造技術部、電気システム課)、36歳、 2011年入社(経験者採用、前職13年)

社屋

―まず入社理由をお聞かせ下さい。

経営に関してのビジョン、エフ・エー電子という会社をどのように育てていきたいのかという話を聞いて、感銘を受けたのがきっかけとなりました。 今自分に足りないもの、自分が会社に求めるものがここにはあると確信し、入社を決意しました。

―入社された感想はいかがですか?  

新しいアイデアをどんどん出して、組織の形を作りあげ、会社が成長していくのを実感できる面白さがあります。ただし、新しい物を作る面白さと、標準化・効率アップというのは反比例するところがありますから、何から何までルールで縛ってしまうと後から来る人にはつまらなくなってしまうかもしれません。将来今よりももっと、組織として成熟していった後でも、思考停止せずに良い物を柔軟に取り入れる姿勢は会社としてなくしてはならないと考えています。

―今後の目標はありますか?

目標は、世の中の電気技術の進歩を知り、それを自分の持つ技術と組み合わせて、どう世の中に新しい価値を送り出せるかを追求していくことです。シーケンサひとつの性能にしても、ものすごい速さで進歩しています。お客さんのニーズに応えることはもちろん大切ですが、受け身の姿勢で、言われた最低限の性能を出せればいいやと考えるのではなく、お客さんの予想から一歩も二歩も先を行く製品を作りたい。そういった提案ができた時、爆発的に売れる商品を作れるのではないでしょうか。

―どういった人が技術者に向いているのでしょうか?

身近な機械に一歩踏み込んだ興味を持てる人が向いていると思います。いきなりうちでやっているような、産業装置に興味を持てる学生さんはまずいないので。それより、車でもバイクでもオーディオ機器でもPCでも、実際触って遊んでメンテナンスして、知識も経験も無駄に蓄えている。好きな機体を訊かれたら、当然型式まで言えてしまう、そんな人が良い技術者になるケースが多い気がします。僕の見てきた限りではありますが、この法則は割と当たってるんじゃないかと思います。

―入社を志望される方にメッセージなど

新人として一から勉強する場合、早くて3〜5年もあれば一通りの仕事はこなせるようになります。それ以上は、昔の装置を触ったり、お客さんとのやりとりを行う中で成長していくんですね。10年経って、やっと自分ひとりの力で問題を解決できるようになります。 だから「エンジニアです」と名乗れるまでに最低3年、もう一歩二歩踏み込んだ良い技術者になるために10年。世の中に新しい価値を生み出し続けたいと思うのなら、ありきたりな言葉ではありますが一生が勉強の連続です。 だからこそ技術者として、社会人として、基礎から学ぼうという素直な気持ちと意欲が大事なのだと思います。 最初から何でもできる人はいませんし、何でも任せてもらえるわけでもありません。自分にできることからコツコツと行うことで周囲の信頼を得る。本人が真剣で信頼に足る人間だと分かれば、周囲も自然と、一人前に成長できるように見守り育てたいと思ってくれるものです。見てくれる人は見てくれていますし、身近な先輩から学べることは大いにあるはずです。もし入社されたら、まずは「学び方を学ぶ」ことからスタートしてみて下さい。

社内風景